赤穂城跡の版築
赤穂城跡の二之丸庭園で、版築による土堀の復元作業を行っています。
版築(版築工法)とは、中国から伝わった土壁の築造法で、木の棒で突き固めた土を何層にも積み重ねて築 く工法です。中国の万里の長城なども、この工法で造られています。非常に堅固な構造のため、古くは古墳 の墓室から、近代では城壁や土塁、土壁などで使われいます。現代のコンクリート堀などに比べて手間も経 費も掛かりますが、耐久性にすぐれ、ひび割れなどが起きにくいのが特徴です。
版築(版築工法)とは、中国から伝わった土壁の築造法で、木の棒で突き固めた土を何層にも積み重ねて築 く工法です。中国の万里の長城なども、この工法で造られています。非常に堅固な構造のため、古くは古墳 の墓室から、近代では城壁や土塁、土壁などで使われいます。現代のコンクリート堀などに比べて手間も経 費も掛かりますが、耐久性にすぐれ、ひび割れなどが起きにくいのが特徴です。
赤穂城の土塀を版築工法により
築き上げていく工程です。
築き上げていく工程です。
地元で採取した土に石灰、にがり等を混練し、10センチに敷き均した土を約半分の5センチまで突き固めをしていきます。
この工程で、約40層ほどの突き固めをした土塀を築き上げていきます。
築き上げた土塀に荒壁を塗りつけていきます。
この土塀では軒裏が栗型での仕上げになり、きちっと寸法を測りズレのないように塗りつけていきます。
荒壁塗りが終わると、次は中塗りに入ります。
土の中塗りが重要で、この作業で出幅、寸法、形がすべて決まります。
栗型の中塗りが完成しました。
続いて壁の中塗りを仕上げていきます。
壁の中塗りが完了すると、漆喰の中塗りの工程に入ります。土の中塗りで形は出来ているので漆喰は薄く形に合わせて塗っていきます。
栗型の漆喰塗りが終わると次は壁の漆喰に入ります。
続いて壁の漆喰塗りをしていきます。
明石城の修復
兵庫県南部地震により甚大な被害を受けた明石城の修復作業を行っています。